自社ローンの利用を検討している人は、自身の属性や金融事故経験が気になる人が多いでしょう。その際、保証人を求められることがありますが、周囲に適した人がいないことも考えられます。
この記事では、自社ローンの保証人なしの場合に取れる手段や保証人が必ず求められるケースについて解説します。
自社ローンにおける保証人とは?
自社ローンにおける保証人とは、本人と同様に返済義務を背負う個人のことを指します。誰でも保証人になれることはなく、審査した本人よりも高い属性や年収を求められることがほとんどです。一般的には、両親や兄弟などの身内を保証人として立てるケースが多いでしょう。
販売店の中には保証人が不要な場合もありますが、その場合は保証会社を利用することがほとんどです。保証人不要で保証会社を利用する場合、保証委託のための手数料を別途負担する必要があります。
自社ローンで保証人なしの場合はどうなる?
自社ローン審査時に保証人が見つからなかった場合は、保証会社が利用できないか相談しましょう。自社ローンを提供している販売店は、ローン未払いが発生しないことを最優先事項として審査を行っています。
そのため、保証会社を利用することによって信用を得られれば、審査に通りやすくなる可能性が考えられるでしょう。
注意点としては、保証会社に支払う手数料はローン残高によって異なることです。事前に手数料がどれくらい必要なのかを確認しておきましょう。
保証人不要の場合は保証会社をつけるケースが多い
自社ローンで保証人が不要になる場合は、保証会社をつけることがあらかじめ条件として設定されているケースが多い傾向にあります。前述の通り保証会社を利用するには手数料が必要です。
自社ローンで「保証人なし」の場合に知っておきたいポイントには、以下の2つが挙げられます。
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ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。
保証会社の手数料
一般的に保証会社の手数料は、支払い総額の10.5%〜と設定されています。たとえばローン残高が100万円であれば、10万円以上の手数料を別途支払わなければなりません。
手数料の割合は保証会社によって異なるため、事前に確認しておくことが重要です。加えて事務手数料の有無・繰上げ返済をした場合に、保証料の払戻金があるのかなども確認しておきましょう。
保証会社に手数料を払うタイミング
手数料を支払うタイミングは、最初に全額を支払うことが一般的です。自社ローンを利用することによって、車や整備料などは分割して支払うことができます。
しかし保証会社に支払う手数料においては、最初に一括で支払うことになるため、車の購入金額と合わせて事前に計算しておくことが重要です。保証料の代わりに金利が上昇するタイプのものもありますので、確認しておきましょう。
自社ローンで保証人なしにできない6つのケース
自社ローンで保証人なしにできないケースには、以下の6つが挙げられます。
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ここではそれぞれに分けて解説します。
ケース1.未成年者や学生である
申し込み人が未成年や学生の場合、連帯保証人を立てるように求められることが一般的です。
未成年者がローン契約をするときは、法定代理人の同意が必要と定められています。これは未成年者が不利な契約を強いられないことが目的です。
このように未成年者は独断でローン契約ができず、連帯保証人を立てるように求められています。これは未成年者や学生は収入が低く、ローンを完済できる見込みが立たないことも理由に挙げられます。
ケース2.就職や転職をした直後である
就職や転職をした直後にローンを申し込むとほとんどの場合、単独名義での審査は通りません。車のローン審査は勤続年数が必ず確認されます。
そのため同じ会社に長く勤めているほど、審査に通る可能性は高いといえるでしょう。
就職したばかりの頃や転職直後は勤続年数が短くなってしまうため、収入の安定性をローン会社が判断できません。たとえ、ステップアップするための転職で年収アップが想定されたとしても、審査にはマイナスの影響を及ぼすでしょう。
ケース3.希望する借入額に対して収入が少ない
希望する借入額に対して収入が少ない場合も、連帯保証人を求められることがあります。多くのカーローンは申し込み条件に最低年収が明示されているため、事前に確認しましょう。
さらに、購入検討中の車が高額であるほど返済総額が増えるため、費用に応じた収入でなければ審査に落ちる可能性が高まります。希望する借入金額に対して収入が少なく、返済能力に不安があるとみなされた場合は、連帯保証人を求められることがあるでしょう。
ケース4.非正規雇用で働いている
非正規雇用で働いている場合も、連帯保証人を立てるよう求められることがあります。非正規雇用の労働者は正社員よりも収入が不安定であると判断されることが一般的です。
返済期間中に収入が途絶えたときに備えて、連帯保証人を立てることが借入条件とすることも考えられるでしょう。また、個人事業主などもローンを申し込むときには、連帯保証人を立てなければならないケースがあります。
ケース5.他社で借入れがある
申し込むローン以外に他社から借入れをしている場合、連帯保証人が必要とされることがあります。他社でも借入れをしていると、借入れがない人と比べて、ローンの返済が滞るおそれがあると判断されてしまいます。
すでに組んでいるローンや借入などと合わせて算出される返済負担率が高ければ、不安要素として判断され、連帯保証人を立てなければ審査に通らないこともあるでしょう。
ケース6.信用情報にマイナスポイントがある
信用情報にマイナスポイントがある場合は、ほとんどのケースで連帯保証人が求められる傾向にあります。ローンやクレジットなどの支払い情報は、信用情報機関に登録されており、申込者の金融商品の利用状況などをチェックします。
そのため、支払遅延や滞納などがあれば、ほとんどのローン会社は審査を通しません。もし融資可能と判断しても連帯保証人を条件とされることがほとんどです。
自社ローンの保証人なしに関する3つの質問
自社ローンの保証人なしに関する質問には、以下の3つが挙げられます。
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ここではそれぞれに分けて解説しますので、詳しく見ていきましょう。
質問1.自社ローンは頭金なしでも審査に通りますか?
自社ローンは頭金なしでも審査に通るのかについては、販売店や提携ローン会社によるため、一概にはいえません。しかし、本人の収入状況などによっては頭金が0円でも審査に通ることはあります。
その場合は、特に保証人を求められるケースが多いようです。保証人をつけたくない場合は、頭金をいくらか支払う必要があると覚えておきましょう。
また頭金を支払っておくことによって、自社ローンの分割金額や毎月の支払負担を抑えられます。支払い計画を事前に検討しておくことが大切です。
質問2.保証人なしの場合、自社ローンの審査が通らない販売店もありますか?
自社ローンを提供している全ての販売店が保証人が不要、という訳ではありません。
そもそも、保証人がいないと自社ローンの審査に通らない販売店も存在します。保証人の有無については、事前に販売店に確認できるため、融資条件などの相談をしてから利用を検討しましょう。
保証人が見つからない場合は、保証会社を利用することも有効です。ただし保証会社を利用すると別途手数料が発生するため、その分ゆとりを持った予算計画を立てるようにしてください。
質問3.自社ローンで車を購入するメリットは何ですか?
自社ローンで車を購入するメリットには、以下のようなものが挙げられます。
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このように自社ローンは、一般的なローン会社よりも柔軟な審査基準・借り方だといえます。
まとめ
自社ローン利用を検討したときに気になる保証人について解説しました。保証人なしの場合は保証会社の利用が一般的です。その場合は手数料が必要となりますが、保証人がいなくても車を購入したい場合は検討すると良いでしょう。
自社ローンを提供している販売店は、柔軟な対応をしてくれることが多いため、まずは気軽に相談してみることをおすすめします。
過去に金融事故や支払い遅延があった人でも、自社ローンであれば借りられる可能性があります。自社ローンが通るか不安な方はKSTオートの「仮申し込み」をチェックしてみてください。
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