「カーリースって金利がかからないって聞いたけど本当？」と思っていませんか？実はカーリースには金利はかかりませんが、金利に相当するコストが含まれています。
本記事では、カーリースの仕組みやコストの考え方、そしてカーローンとの違いを分かりやすく解説します。
金利負担の有無だけで判断するのではなく、総費用やサービス内容なども比較しながら、ご自身に最適な車の購入方法を見つけていきましょう。
カーリースは金利がかからない？
カーリースとローンは車を利用するための手段としてよく比較されますが、金利の概念が適用されるかどうかという点で大きく異なります。ローンでは購入資金を借りるため、借入額に対して金利が発生します。
一方、カーリースは車を借りて使用するサービスであり、金利そのものは発生しません。しかし、リース会社も事業として運営されているため、リース料金には車両の価値や維持費などが反映されています。
また、一部のカーリース会社ではリース料の算出に金利を考慮している場合がありますが、それが明確に表示される場合は少ないです。
そのため、単純にローンと金利を比較するのではなく、月々の総支払額や契約内容を総合的に確認することが重要です。
金利の基本情報
金利とは、お金を借りる際に発生する利息の割合を指します。ローンを組むと、借入額に対して一定の金利が適用され、元本と利息を合わせた金額の返済になります。
一方、カーリースは車両そのものを借りる仕組みのため、金利という概念は適用されません。リース料金には車両の使用料や維持管理費用などが含まれており、これがローンの利息とは異なるコスト構造を持つ要因となっています。
ただし、一部のリース会社では、リース料の計算において金利相当の数値を考慮している場合もあります。そのため、ローンとリースを比較する際には、金利の有無だけでなく、支払総額や契約内容を詳細に確認しましょう。
金利の種類
金利には「変動金利」と「固定金利」の2種類があります。それぞれの特徴を理解して、ご自身に合った金利の種類を選びましょう。
変動金利
変動金利とは、市場の金利変動に応じて定期的に見直される金利のことです。
一般的に、半年ごとに適用金利が更新される仕組みとなっており、金利が下がれば返済負担が軽減される一方で、市場の金利が上昇すると返済額が増える可能性があります。
そのため、変動金利は低金利時には有利に働きますが、将来的な金利上昇リスクも考慮する必要があります。特に銀行のカーローンでは、一定期間金利を優遇するキャンペーンの実施や、変動金利が適用されるケースが多いです。
ローンを検討する際は、現在の金利水準だけでなく、将来的な変動リスクも踏まえて選びましょう。
固定金利
固定金利とは、契約時に決まった金利が借入期間中ずっと変わらないタイプの金利です。
市場の金利変動に影響を受けず、一定の利率で返済が続くため、将来の支払額が予測しやすいというメリットがあります。
ただし、契約時の金利は変動金利よりも高めに設定される傾向があり、市場金利が下がった場合でも利率が固定されたままになるのです。結果的に高い金利で返済し続ける可能性もあります。
そのため、固定金利を選択する際は、安定した返済計画を優先するのか、それとも金利変動によるメリットを狙うのかを慎重な考慮が重要です。
返済方法の種類
リース料の返済方法には、主に元利均等方式と元金均等方式の2種類があります。それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、自身に合った返済方法を考えましょう。
元利均等方式
元利均等方式は、毎月の返済額が一定となるローンの返済方法です。この方式では、元金と利息を合わせた金額が毎回均等に設定されるため、資金計画が立てやすいというメリットがあります。
しかし、返済当初は利息の支払いが多く、元金の減少が遅くなる傾向があります。そのため、借入期間が長い場合、総返済額が元金均等方式よりも多くなる場合もあるでしょう。
安定した支払いを優先するか、総返済額の軽減を重視するかによって、どの返済方式を選ぶかを慎重に判断してください。
元金均等方式
元金均等方式は、毎月の返済額のうち元金部分が一定で、利息は残高に応じて計算される返済方法です。この方式では、返済が進むにつれて利息の負担が減少し、総返済額も元利均等方式より少なくなるというメリットがあります。
しかし、返済開始当初は支払い額が最も高くなるため、初期の負担が大きい点がデメリットです。そのため、借入時の資金計画をしっかりと立てましょう。
どちらの返済方法が適しているかは、ライフプランや返済能力に応じて慎重に選ぶ必要があります。
カーローンとカーリースのどちらがお得か
カーローンとカーリースは、車の利用方法が根本的に異なるため、単純にどちらが得かを判断するのは難しいです。
費用面だけでなく、ライフスタイルや車の利用目的に合わせて、自分に最適な方法を選択が大事です。カーローンとカーリースの特徴を解説します。
カーリースの特徴
カーリースは、契約期間中に定額の月額料金を支払い車を利用できる仕組みです。月額料金には、自動車税（種別割）や自賠責保険料、登録時の諸費用などが含まれており、初期費用を抑えられる点が特徴です。
さらに、車両価格から契約満了時の想定下取り価格（残価）が差し引かれているため、購入する場合よりも月々の負担を軽減できます。契約期間終了後は、車を返却するのが基本ですが、プランによっては買い取りや再リースも可能です。
メーカー保証付きの新車を選べるカーリース会社も多く、メンテナンスプランを追加すれば、維持費の管理もしやすくなります。車を所有するのではなく、手軽に利用したい人に適したサービスです。
カーローンの特徴
カーローンは、車両の購入費用を借り入れ、分割で返済する仕組みです。購入時にまとまった資金がなくても車を手に入れられるのが特徴ですが、借入額には利息が発生するため、総支払額は車両本体価格を上回ります。
頭金を用意すれば、借入額を抑え、毎月の返済負担を軽減できます。なお、ローンの対象は車両代金や登録諸費用に限られる場合が多く、維持費や税金、車検費用などは別途自己負担となります。
そのため、ローンを組む際には、購入費用だけでなく、維持費を含めた総合的な資金計画を立てましょう。
カーローンの種類と利率の目安
車の購入資金を借り入れる方法は主に3種類あります。それぞれの特徴と利率の目安について解説します。
銀行系マイカーローン
銀行のマイカーローンは、低金利で借りられる点が大きな魅力です。一般的に1〜4％程度の金利で提供されており、ディーラーローンと比較しても負担を抑えやすいのが特徴です。
また、銀行ローンを利用すると車の所有権が購入者にあるため、売却や改造などの自由度が高くなります。さらに、特定の銀行では、住宅ローン契約者や給与振込口座を持つ顧客向けに金利優遇を実施しているときもあります。
ただし、低金利で借りられる分、審査は厳しく設定される傾向があるため、事前に申込条件を確認し、計画的に利用しましょう。
ディーラーローン
ディーラーローンは、車の購入時にディーラーを通じて契約できるローンで、手続きがスムーズに進むのが特徴です。銀行のカーローンに比べて審査が柔軟で、審査時間も短いため、すぐに車を手に入れたい人に向いています。
ただし、金利は銀行ローンより高めに設定されており、4～8％程度が一般的です。ローン完済まで車の所有権がディーラー側にある点も注意が必要です。
車の購入とローン契約を一括で行える利便性の高さが魅力ですが、総支払額を考慮しながら最適なローンの選択が大切です。。
自社ローン
自社ローンは、販売店が独自の基準で提供する分割払いの仕組みです。通常のローンとは異なり、信販会社や金融機関を通さずに審査を行うため、比較的審査が通りやすい点が特徴です。
主に中古車販売店で利用される場合が多く、取り扱い車両は中古車が中心となります。信用情報の照会を行わないケースもあり、他のローン審査に通りにくい人でも利用しやすいです。
反面、金利は発生しないものの、手数料や保証金などが加算され、結果的に総支払額が高いケースもあります。契約内容をよく確認し、自分に適した支払い方法かを慎重に判断してください。
自社ローンとカーリースの審査基準
カーリースと自社ローンはどちらも「審査に通りやすい」と言われています。それぞれの特徴を解説します。
カーリース
カーリースの審査は、自社ローンに比べてやや厳しいものの、一般的なカーローンと比較すると通過しやすい傾向があります。審査では主に「年収」「職業・勤続年数」「信用情報」が確認されます。
年収については、安定した支払い能力があるかを判断するための基準となり、目安として年収200万円以上が求められる場合が多いです。しかし収入が少なくても支払能力が認められれば審査に通る可能性があります。
また、正社員で勤続年数が長いほど有利とされますが、自営業や契約社員でも継続的な収入があれば審査を通過するケースもあります。信用情報も重要な要素であり、過去に支払遅延やローン滞納があると審査に影響を与えるでしょう。
申し込む前に信用状況を確認し、必要なら整理しておくことが望ましいです。
自社ローン
自社ローンは、信販会社を介さず販売店が独自の基準で審査を行うため、信用情報の影響を受けにくいのが特徴です。そのため、過去にローンの滞納歴があった場合でも、現在の収入や支払い能力が認められれば審査に通る可能性があります。
一般的なローンと同様に、年収や雇用形態、勤続年数などが審査対象となりますが、基準は販売店ごとに異なります。特に、非正規雇用や個人事業主のように収入が不安定とされる職業でも、安定した支払いが見込まれる場合は通過しやすいといえるでしょう。
通常のローン審査に不安がある人にとって、利用しやすい選択肢の一つとなります。
自社ローンで「KSTオート」が選ばれる理由
自社ローンで「KSTオート」が選ばれる理由は、以下のとおりです。
自社ローンを利用すれば、他社でローン審査が通らない方も車を購入できる。破産や債務整理、多重債務の方、シングルで子どもがいる方でも安心して利用できる
全国のオークションから顧客の希望に合った、質の高い車を厳選している
親切で丁寧な対応と確かな技術で、安心して愛車を任せられる。中古車購入後のサポートも充実している |
なお、当社「KSTオート」では、自社ローンを取り扱っています。ローンブラック、自己破産、任意整理をされた方、ローンを組みにくい学生やフリーター、派遣社員、年金受給といった方もご安心ください。⇒KSTオートの自社ローン仮審査申込フォームはこちらから
リース金利でよくある3つの質問
カーリースの金利についてよくある質問をまとめました。
質問1.カーリースに向いている人は？
カーリースは、新車に乗りたいものの、車の所有にこだわらない人に適したサービスです。契約期間が終われば車を返却する必要がありますが、多くのリース会社が新車を取り扱っており、最新の車を選べます。
自社ローンで新車を購入できる販売店もありますが、その数は限られており、中古車を中心に扱うケースが多いのが現状です。カーリースでは、月額料金に税金や自賠責保険料、メンテナンス費用などが含まれているため、急な出費の心配が少なく、家計管理がしやすい点も魅力です。
初期費用なしで新車に乗りたい人にとって、カーリースは有力な選択肢となるでしょう。
質問2.ブラックリスト掲載者がカーリースの審査に通るには？
信用情報に問題がある場合でも、一定の対策を講じればカーリースを利用できる可能性があります。その方法のひとつが、連帯保証人を立てることです。
連帯保証人は、契約者が支払いを滞納した際に代わりに返済をする責任を負うため、安定した収入があり、信用情報に問題のない家族や親族に依頼すると審査に通りやすくなります。
また、審査に申し込んだ後に保証人が必要と判断されるケースもあり、その際に適切な保証人を用意すれば再審査を受けられるかもしれません。
もうひとつの方法としては、一定期間待つ方法です。信用情報に事故履歴がある場合でも、一定の年数が経過すれば記録が削除され、審査に通る可能性が高まります。
一般的に、信用情報の回復には5～10年かかるといわれており、それまで待てばカーリースの利用が可能になる場合もあるでしょう。
質問3.カーリースの審査に落ちやすいケースとは？
カーリースの審査に通りにくいケースはいくつかありますが、状況に応じた対策をとれば、審査通過の可能性が高まります。
1.収入が不安定
年収が200万円未満、または収入が安定しない場合、返済能力が低いと判断される可能性があります。ただし、勤続年数が長い、もしくは連帯保証人を立てる場合、審査をクリアできる場合もあります。
2.勤続年数が短い
転職したばかりや勤務歴が短いと、安定した収入がないとみなされてしまうかもしれません。新社会人や転職直後の場合は、収入のある家族を保証人にすると審査に通る可能性が高まります。
3.信用情報に問題がある
過去に支払遅延や自己破産などの履歴があると、カーリースの審査に影響を及ぼします。信用情報は5～10年で回復するとされており、それまで待つか、保証人を立てる方法が有効です。
4.家賃負担が大きい
家賃が収入の3分の1以上を占めると、支払い能力が疑問視される可能性があるでしょう。ただし、カーリース会社によっては家賃を審査対象としない場合もあります。
5.未成年
未成年者は基本的に審査に通りにくいですが、両親を契約者や連帯保証人にすると契約できる可能性があります。
これらの対策を講じれば、審査のハードルを下げられます。
まとめ
本記事では、カーリースは金利がかからないという誤解を解きつつ、金利の種類や返済方法についても解説しました。さらに、カーローンとの比較を通して、それぞれのメリット・デメリット、そして自分に合った車購入方法を見極めるためのポイントを紹介しています。今後の車選びの参考にしてください。
なお、当社「KSTオート」でも自社ローンを取り扱っています。ローンブラック、自己破産、任意整理をされた方、ローンを組みにくい学生やフリーター、派遣社員、年金受給といった方もご安心ください。⇒KSTオートの自社ローン仮審査申込フォームはこちらから
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