車検は普通車の場合、約10万円が必要です。これは2年ごとに発生する費用となり、大きな出費となります。そのため、節約する方法を探す人も多いかもしれません。
その中で「自社ローンを利用して車検を受けられないのか?」という疑問を持つ人もいます。この記事では、自社ローンを使った車検のメリットやデメリット、その利用方法について解説します。車検費用を少しでも節約したい人は、ぜひ参考にしてみてください。
車検を自社ローンで組むことはできる?
車検を自社ローンを使って組むことは可能です。基本的には、自社ローンの利用は中古車の購入に使うことが多い傾向にあります。
車検費用を自社ローンで対応している企業は存在しますが、その宣伝を行っているのはごく少数です。しかし、中古車販売を自社ローンで行っている業者では、車検についても対応できる可能性が高いとされています。
対応可能な販売店であれば、車検を含めて自社ローンを組むことも可能です。ただし、その取り扱いには店舗によって異なるため、見積もりを依頼する場合は、自社ローンでの対応の可否を確認してください。
車検を自社ローンを使って依頼する3つのメリット
自社ローンを利用して車検を組むメリットは、主に3つが挙げられます。解説しますので、詳しく見ていきましょう。
1.支払いにも余裕が生まれる
車検費用は、想像以上に高額になることがあります。そのため、一括支払いが難しいことがあるかもしれません。しかし、自社ローンを利用することによって、これらの費用を分割して支払うことが可能です。
自社ローンは金利がかからず、クレジットの分割払い・リボ払いで発生する高い金利を回避できることがメリットといえます。毎月の負担が軽減され、支払いに余裕が生まれます。
2.対応スピードが早い傾向にある
中古車販売店の車検対応は、スピーディーな傾向にあります。それは、交換部品などを店舗内にある在庫を活用することによって、時間を短縮しながら対応できることが理由です。
また、店内在庫を活用することによって、部品代を大幅に削減できるため、車検費用についても抑えられます。このように、中古車販売店で車検を依頼すると、経済性と対応スピードを両立することが可能です。
3.審査に通りやすい
自社ローンは審査に通りやすいことがメリットです。一般的なローンの場合、信販会社による審査を経る必要があります。
この審査では、申し込み者の収入や信用情報の履歴を基に判断が行われ、ハードルは高い傾向にあります。たとえば、過去にオートローンの審査に落ちた経験があると、通過が難しい場合がほとんどです。
しかし、自社ローンを利用する場合、中古車販売店が独自に審査基準を設けているため、比較的通過しやすい傾向にあります。そのため、オートローンの審査に落ちた経験がある方でも、自社ローンならば審査を通過しやすいことが特徴です。
車検を自社ローンを使って依頼する2つのデメリット
車検を自社ローンを使って依頼するデメリットは、主に2つが挙げられます。ここではそれぞれのデメリットを解説しますので、詳しく見ていきましょう。
1.対応できる店舗が限られる
自社ローンを利用して車検を行う際、全ての販売店が車検に対応していないことはデメリットです。対応している販売店は限られているため、自社ローンを利用したい場合、事前に問い合わせることが欠かせません。
事前に問い合わせるようにし、車検費用を自社ローンで対応してもらえるのかを確認してみてください。さらに、費用を抑えるには複数店舗から見積もりを取得し、比較することをおすすめします。
2.店舗ごとに支払い時期や分割内容が異なる
車検を自社ローンで組む際には、販売店ごとに支払い時期や分割内容が異なります。そのため、事前に確認することが大切です。一般的には、2分割〜4分割の支払いが多い傾向にあります。
また、車検費用のうち法定費用や点検費用、部品代など、どこまでを自社ローンで対応してもらえるのかについても、店舗ごとに異なる点にも注意が必要です。さらに、審査基準も店舗ごとに違いがあるため、この点についても確認してください。
自社ローンに落ちた場合の対処法は4つ
自社ローンの車検に落ちた場合、4つの対処法があります。ここではそれぞれに分けて対処法を解説しますので、詳しく見ていきましょう。
方法1.クレジットカードで支払う
車検代の支払いには現金だけでなく、クレジットカードを利用できます。ローンでの支払いとは異なりますが、クレジットカードを持っている方は、一括もしくは分割払いを選択することが可能です。
しかし、分割払いの場合、金利は8~18%が発生します。また、クレジットカードで分割払いを利用する場合、利用金額を確かめておかなければなりません。
車検代を支払う時点でカードの限度額まで使っていると、分割払いができないことに注意が必要です。さらに、クレジットカード払いに対応していない店舗もあるため、事前に確認してください。
方法2.消費者金融のカードローンで支払う
車検代を一括で支払うのが難しい場合、消費者金融のカードローンを利用することもひとつの選択肢です。消費者金融は審査時間が短く、店舗によっては即日利用できる場合もあります。
審査基準も比較的緩く、素早く融資を受けられることがメリットです。しかし、金利が高く設定されていることが多く、返済が厳しくなるおそれもある点に注意が必要です。
そのため、消費者金融のカードローンを利用する際には、返済計画をしっかりと立てて、返済可能な金額であるかを考えることが重要といえます。
方法3.金融機関のマイカーローンで支払う
金融機関のマイカーローンは、車の購入に使うローンです。しかし、一部の金融機関では車検代に利用できる場合があります。
比較的に低金利であるため、カードローンや銀行フリーローンよりも、返済しやすいことがメリットです。審査についても、マイカーローンの方がフリーローンよりも比較的緩やかな傾向にありますが、審査時間は2週間程度かかる場合もあります。
そのため、急いで車検を受けなければならない場合は、支払いが間に合わない状況が考えられるかもしれません。
方法4.車検を受けた店舗のローンで支払う
業者に車検を依頼する際、ローンを申し込むことも可能です。信販会社と提携している店舗では、クレジットローンを利用して車検代を分割払いにできます。
金利は5~15%と高めに設定されていますが、審査時間は短く、通過しやすい傾向です。ローンを組むには審査が必要となりますが、法定費用を含む費用すべてをローンに組み込めることが多く、車検時の自己負担金額をほかの方法と比べて少なくすることできます。
しかし、全額ローンとすることができるかについては業者によって扱いが異なります。
自社ローンによる車検でよくある5つの質問
自社ローンによる車検でよくある5つの質問とその回答をご紹介します。利用を検討する前の参考にしてみてください。
質問①悪質な自社ローン販売店はありますか?
自社ローンは、独自の審査基準により審査が通りやすく、金利が発生しないことがメリットです。しかし、全ての自社ローン販売店が良心的であるとは限りません。中には悪質な販売店も存在するようです。これらの店舗を選んでしまうと、予期しないトラブルに巻き込まれるおそれがあります。
特に自社ローンを初めて利用する場合、大手かつ評価が良い販売店を選ぶことが重要です。こうすることによって、自社ローンのメリットを活用しながら、トラブルを回避できます。
質問②自社ローンで組む車検の審査基準は?
自社ローンを使って車検を組む際の審査基準は、販売店によって大きく異なります。各販売店ごとに独自の基準が設けられており、過去の経歴よりも現在の収入状況をもとに判断されることが一般的です。
現在の収入状況に問題がなければ、審査に通過しやすい傾向にありますが、不安がある場合は、すぐに車検を依頼するのではなく、事前に問い合わせたうえでお願いするようにしてみてください。
質問③車検にかかる費用の内訳は?
車検にかかる費用の内訳は、以下の3つが挙げられます。
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これらの費用全てを自社ローンで対応してくれる販売店もありますが、法定費用だけは先払いを求められる場合があります。そのため、事前にどのタイミングでどれだけの支払いが必要となるのかを確認しておくことが重要です。
質問④車検を自社ローンで対応してくれる販売店の探し方は?
車検費用を自社ローンで対応してくれる販売店を探す方法には、以下の2つが挙げられます。
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いずれの場合も、公表されている情報をもとに直接問い合わせることが基本です。また、販売店が直接車検を行っていない場合でも、車検の代行サービスを自社ローンで提供しているところもあります。
質問⑤債務整理中でも自社ローンは通る?
自社ローンは、中古車販売店が独自の審査基準を設けていることから、審査に通りやすいことが特徴といえます。これは、販売店が独自に支払い能力の有無を判断し、信用情報を確認せずに融資していることが理由です。
たとえば、債務整理中やクレジットカードの支払いが滞納してブラックリストに掲載されている場合においても、自社の独自基準を満たすことで、自社ローンを利用できます。
まとめ
車検代の支払いに自社ローンを利用するメリットやデメリット、審査に落ちた場合の対処法について解説しました。車検費用を自社ローンで支払うことは可能です。比較的審査が通りやすく金利もかからないため、一時的な出費を節約できます。
しかし、ローンを利用する際、返済についても考える必要があるため、計画的に利用しなければなりません。そのため、ゆとりを持って返済できるように準備しておくことが重要です。
また、他社の自社ローンに落ちてしまった・信用情報に自信がない方もいるかもしれません。そのような状況にある方は、自社ローンに強みがある「KSTオート」へぜひ一度ご相談ください。
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