車を購入する場合、保証人が必要ないケースがほとんどですが、なかには保証人が求められる場面もあります。
もし、保証人の要否について不安に感じる方は、どのようなケースで保証人が必要なのかを理解しておけば安心です。
本記事では、車のローンで保証人が必要なケースや車の保証人になれる条件、保証人になれない・見つからない場合の対処法について解説します。
また、よくある質問についても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
車のローンに保証人は必要なの?
自動車ローンを利用する際、保証人が必要となるケースは少なくなってきています。とくに、ディーラーでのローン契約では、購入した車自体が担保となるため、保証人を立てる必要はほとんどありません。
また、金融機関のローンでは、保証会社の利用を前提に保証人を不要としているのが一般的です。保証料の負担は契約者や金融機関が行うため、事前に確認が重要です。
なお、カーローンで保証人が求められるケースについては、こちらの記事で解説しています。
車のローンで保証人が必要なケースは3つ
次に、車のローンで保証人が必要なケースについて解説します。
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それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
未成年の場合
未成年や学生が車を購入するためにローンを組む場合、連帯保証人を求められるケースがよくあります。これは、未成年者が契約を締結する際に法定代理人の同意が必要とされるためです。
未成年者がローンを契約する際には、親などの法定代理人の許可が必要で、代理人の同意がない場合、契約は無効とされる可能性があります。
また、学生は安定した収入が見込めないため、金融機関がリスク回避として保証人を求める場合が多いです。
希望する借入額に対して収入が少ない場合
収入が少ない場合や、返済負担が高いと判断されると、保証人が必要になる場合があります。ローン審査では、収入が安定しており、返済を継続できるかが重要なポイントです。
とくに、希望する借入額が年収に対して高すぎる場合、返済能力に不安があると見なされるケースがあります。
ローンの返済額が収入の一定割合を超えると、リスクを軽減するために保証人を立てるよう求められるケースもあるため、事前の確認が必要です。
信用情報にマイナスポイントがある
過去に支払い遅延や自己破産などの金融事故があると、ローン審査時に保証人が必要となる場合があります。金融事故の情報は信用情報機関に登録され、ローンを申し込む際に金融機関が確認します。
支払い履歴に問題があると判断されると、審査が厳しくなり、保証人を求められるケースが一般的です。ただし、金融事故の程度によっては、保証人を用意すれば審査に通る場合もあります。
車の保証人になれる条件は3つ
次に、車の保証人になれる条件について解説します。
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それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
1.18歳以上65歳未満の成人
保証人として認められるためには、18歳以上65歳未満の成人でなければなりません。これは、未成年は安定した収入がなく、65歳以上は年金など収入が不安定な場合が多いためです。
ただし、65歳以上でも十分な資産があれば例外的に認められる場合があります。また、保証人になるためには、続柄や関係性は問われないため、友人や同僚でも問題ありません。
2.収入が安定している
連帯保証人になるためには、安定した収入が不可欠です。たとえば、正社員で長期間働いている人は、収入が安定していると見なされやすいため、保証人として適しています。
一方で、パートやアルバイト、年金のみの収入では、保証人として認められない場合が多いです。
また、収入の額や雇用形態だけでなく、勤続年数も審査に影響を与えます。保証人を依頼する際は、収入の安定性が高い人を選ぶことが大切です。
3.信用情報に問題がない
車の保証人を選ぶ際には、その人の信用情報がクリーンである必要があります。
過去に支払い遅延や自己破産などの金融事故を経験している人は、信用情報に傷がついており、保証人として不適格と判断される可能性が高いです。
とくに、長期の支払遅延や自己破産の情報は、5年から10年程度残るため、その期間は保証人になるのが難しいです。保証人を頼む前に、相手の信用情報に問題がないか事前に確認しておきましょう。
保証人になれない・見つからない場合の対処法
次に、保証人になれない・見つからない場合の対処法について解説します。
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それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
保証人不要の会社や保証人代行を利用する
保証人がどうしても見つからない場合、保証人不要のカーローンや保証人代行サービスの利用を検討するのがおすすめです。
多くの販売店では保証人を必要としますが、保証人不要のローンを提供している販売店も存在します。
この場合、返済遅延のリスクが高いため、車両価格が高くなるのが一般的です。
また、保証人代行サービスを提供する法人を利用する手段もありますが、サービス利用時には信頼できる業者かどうかを慎重に確認しなければなりません。
保証人になれない原因を解消する
保証人が見つからない場合は、保証人になれない原因を解消するのも1つの方法です。
たとえば、保証人候補が多重債務者であれば、まずローンを完済する努力をするか、安定した収入を持つ別の人に依頼する方法があります。
また、事前に信用情報を確認し、ブラックリストに載っていないか調べるのも有効です。さらに、車の価格を見直して支払総額を抑えれば、保証人の条件を緩和できる場合もあります。
保証人をお願いする際は、リスクや責任を明確に説明し、後のトラブルを避けるようにしましょう。
審査のハードルが低いローンに変更する
連帯保証人が見つからない場合は、審査の通りやすいローンへの切り替えも検討してみてください。一般的に、銀行系マイカーローンは審査が厳しいですが、金利や手数料が低い傾向にあります。
一方、ディーラーローンは審査がやや通りやすいものの、金利が高くなる場合が多く、総返済額が増える可能性が高いです。
また、自社ローンは審査に通りやすいですが、手数料が高く、長期的には返済額が多くなる場合があります。
これらの特徴を理解し、どのローンが自分に最適かを慎重に考えるようにしてください。
なお、自社ローンで保証人なしにできないケースについては、こちらの記事で解説しています。
車の保証人になれない人でよくある3つの質問
最後に、車の保証人になれない人でよくある質問をご紹介します。
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それぞれの内容について詳しくみていきましょう。
質問1.保証人になれない職業は?
安定した収入があれば職業に制限はありませんが、雇用形態は審査で重視されるケースが多いです。とくに、正社員のような安定した雇用形態が優先される傾向があり、アルバイトや自営業などは収入が不安定と見なされ、審査に通りにくい場合があります。
また、年金受給者や収入が少ない主婦・主夫も、収入面での理由からローン審査に落ちる可能性が高くなるため、事前に条件を確認するようにしましょう。
質問2.保証人になるのに必要なものは?
保証人としての手続きを進める際には、いくつかの書類が必要となります。必要な書類は販売店によって異なりますが、一般的に住民票や印鑑証明などの身分証明書類、さらに収入証明書類が求められます。
また、連帯保証人として契約書に署名・捺印が必要になる場合もあるため、事前にどの書類が必要かを確認し、万全に準備しておくようにしましょう。
質問3.保証人とトラブルにならないための注意点は?
自動車ローンの保証人をお願いする際や、保証人になってもらった後のトラブルを避けるために、いくつかの重要な注意点があります。
まず、保証人になってほしい人には、自動車が必要な理由を丁寧に説明しましょう。日常の移動や仕事のためなど、明確で納得できる理由を伝えれば、相手も理解しやすくなります。
また、ローンの借入額や返済計画も詳しく説明し、誠実な対応を心がけてください。
まとめ
本記事では、車のローンで保証人が必要なケースや車の保証人になれる条件、保証人になれない・見つからない場合の対処法について解説しました。
自動車をローンで購入する場合、多くのケースでは保証人は必要ありません。しかし、未成年や希望借入額に対して収入が少ない場合、信用情報にマイナスポイントがあるケースなどでは、保証人が求められる可能性があります。
この場合、18歳〜65歳未満の成人かつ収入が安定している方を探さなければなりません。また、信用情報に問題がないかも大切なポイントです。
もし、保証人になれる人が見つからない場合は、保証人不要の会社や保証人代行を利用するか、審査のハードルが低いローンの利用を検討してみてください。
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