中古車を購入する際の流れは11ステップ|状態のいい車を手に入れるためのポイントもご紹介!
- オート KST
- 2023年1月28日
- 読了時間: 14分
更新日:3月1日

中古車は新車とは異なり、購入ステップや購入時の注意点が異なります。中古車を購入するまでの流れを理解しておくと、状態のよい車と出会う可能性を高められるでしょう。
そこで本記事では、中古車を購入するまでの流れと状態がよい中古車を手に入れるためのポイントを解説します。

中古車を購入する際の流れは11ステップ

中古車を購入するには、以下の11ステップを踏みます。
車に出せる予算を考える
車種を選ぶ
在庫があるお店へ連絡する
お店へ訪れる
見積もりを取る
ローン審査や支払い方法を相談する
必要書類を確認する
契約を結ぶ
保険への加入や車両変更の手続きをする
支払う
納車される
ここでは購入するまでの流れをそれぞれに分けて解説しますので、見ていきましょう。
1.車に出せる予算を考える
中古車の購入を検討する場合、予算を先に考えましょう。中古車には旧型の車や生産が終了している車もあります。また、同一車種・グレードであっても状態がすべて異なるため、さまざまな価格帯から車を選ぶことが可能です。
車を購入すると駐車場代や保険代、ガソリン代などのランニングコストがかかります。車の購入費用だけでなく、毎月必要なお金をあらかじめ計算して、無理のない計画を立てておきましょう。
2.車種を選ぶ
購入費用や維持費を計算したら車種を選びます。選び方はライフスタイルや好みによって大きく変わりますが、多くの人が確認するポイントは以下の通りです。
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1人で日常生活に乗ることが多いのかや、週末に友人や家族とよく出かけるのかなど、目的に応じて最適な車種を選びましょう。
3.在庫があるお店へ連絡する
中古車は1台1台状態や価格が異なります。そのため、中古車情報誌やサイトから購入したい車を見つけた際、店頭在庫があるのか確認しなければなりません。
問い合わせる場合は在庫の有無に加えて価格を確認し、予算に収まりそうであれば訪問日時を予約しておきましょう。
4.お店へ訪れる
お店へ訪れたら車の状態を自分の目で確かめます。雑誌やサイト上に掲載されている画像で確認できることには限度があるため、細かいところまでチェックしましょう。
車をチェックする際、見ておくべきポイントは以下の通りです。
<外観>
キズ
へこみ
塗装の状態
<内装>
汚れ
臭い
シートの状態
エンジンをかけさせてもらえる場合、エアコンなどの電装系統の動作確認をしておきましょう。
5.見積もりを取る
車の状態を確認して納得できれば、見積もりを依頼します。一般的に情報誌やネット上に公開されているのは、車両本体のみの価格です。実際の見積もりには、車両本体の金額に加えて税金や整備費用などが上乗せされます。
見積もりの金額を確認し、予算に収まるのかを改めて確認します。もし他にも気になる車あれば一緒に見積もりを出してもらいましょう。
6.ローン審査や支払い方法を相談する
現金一括の場合は考える必要はありませんが、ローンを利用して車を購入する場合はローン審査に申し込む必要があります。
銀行を利用する場合は、購入に必要な金額を確認後、ネットや店頭から仮審査を申し込みましょう。
販売店と提携しているローンを利用する場合、訪れた日に審査〜融資の決定までスピーディーに手続きできることもあります。
7.必要書類を確認する
車を購入するには複数の書類を提出する必要があります。軽自動車と普通車では必要となる書類には違いがあり、以下のものをそろえましょう。
<軽自動車>
車庫証明書
車検証
住民票
委任状
認印
<普通自動車>
車庫証明書
車検証
印鑑証明書
委任状
実印
印鑑証明書などは役所へ出向いて取得する必要がありますが、車庫証明書は販売店に委託することも可能です。
8.契約を結ぶ
ローン審査が通過し、必要書類がそろったら契約を結びます。中古車は新車よりも納車までの期間が短い傾向にありますが、2週間程度の余裕を見ておきましょう。
ローンの場合、融資実行日も考えておく必要があります。特に銀行など、一旦自分の口座へ振り込まれてから支払う場合、期限に間に合うのかはよく確認しておかなければなりません。
契約書については、金額や保証内容に目を通し、納得いくまで説明を受けてからサインしましょう。
9.保険への加入や車両変更の手続きをする
車は必ず加入しなければならない「自賠責保険」と「任意保険」の2種類があります。自賠責保険は購入代金に含まれているため、考える必要はありません。
しかし、任意保険については自分で契約が必要なため、納車日までに比較検討しておくと良いでしょう。また、乗り換えの場合、車両入れ替えの手続きが必要です。
車両入れ替えの手続きは、現在加入している保険会社へ連絡すると必要な手順を教えてくれます。こちらについても納車日までに手続きを済ませておきましょう。
10.支払う
支払いには以下の方法があります。
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一括払いは現金振り込みやクレジットカードを利用します。一度に大きな出費を必要としますが、金利負担がありません。
銀行ローンは融資実行後に自分で販売店が指定する口座へ振り込むことが一般的です。比較的低金利で利用できます。
販売店加盟ローンは多くの場合、支払額を直接販売店へ振り込んでもらえるため、手間がかからないことがメリットです。
11.納車される
中古車の名義変更や整備が済めば、納車のステップへと移ります。基本的には販売店まで足を運ぶ必要があるため、免許証を必ず携帯して出かけましょう。
納車時には車の状態が契約時と変化がないかを確認してください。キズや凹みが増えていないか・異音はないか・注文した部品があれば取り付けられているかなどのチェックが欠かせません。
中古車選びの3つのポイント

中古車選びのポイントには、以下の3つが挙げられます。
年式
走行距離
保証の有無
中古車は1台1台に違いがあり、同じ車種を選ぶ場合でもこれらのポイントは必ずチェックしなければなりません。ここではそれぞれに分けて中古車選びのポイントを解説します。
1.年式
年式は高年式のものを選ぶほど、見た目や内装は程度のよいものが多くなりますが、価格は高くなる傾向にあります。綺麗さ・状態のよさを優先して選びたい場合、5〜6年落ちの年式の中古車を選ぶとよいでしょう。
車は定期的にモデルチェンジが行われます。一般的には、5年ほどの周期でフルモデルチェンジが行われるため、見た目の新しさを重視したい場合についても高年式の車種から購入する車を選ぶようにしてください。
2.走行距離
一般的に走行距離が長いほど価格は安くなり、短いほど価格は高くなります。
これは走行距離が伸びるほど部品が劣化することが主な要因です。とはいえ走行距離が長い場合、大切にメンテナンスしながら乗られてきた可能性もあります。
一般的には、タイミングベルトやブレーキローターなどの消耗品が交換時期とされる、10万kmが一つの目安です。もし10万kmを超えていたとしても、これらの部品が交換されており全体的に状態がよければ、購入する車種の候補に入れるのも良いでしょう。
3.保証の有無
中古車は、新車よりも故障するリスクが高い傾向にあります。そのため、中古車を購入する場合、保証の有無を確認しておくと安心です。
これまでは新車のみ保証があるのが一般的でしたが、最近では購入者のニーズに応えて保証がついている中古車が増えてきました。
保証内容は販売店によって異なります。気になる車種を見つけた場合、保証範囲や期間などを確認しましょう。
中古車の契約に必要な書類

中古車を購入する際には、いくつかの重要な書類が必要です。これらの書類は、売買契約をスムーズに進めるために必要不可欠です。
契約に必要な書類を事前に理解し、準備しておくことで、安心して手続きを進めることができます。
車検証
車検証は、自動車が法令で定められた基準を満たしていることを証明する重要な書類です。車を所有する以上、定期的な車検を受ける必要があり、その結果が車検証として記録されます。
中古車を購入する際には、この車検証を必ず確認し、最新の情報が記載されているかをチェックしましょう。特に、車検の有効期限や登録内容の一致を確認することが重要です。車検証は通常、販売店が保管しており、納車時に購入者へ引き渡されます。
また、自賠責保険の証書が車検証とともに管理されていることが多いため、名義変更が適切に行われているかも併せて確認すると安心です。
車庫証明書
車庫証明書は、自動車を適切な場所に保管することを証明するための書類です。公道や他人の敷地内に無断で駐車することを防ぐため、車を購入する際には事前に車庫の確保が求められます。
この証明書は、管轄の警察署で申請する必要があり、手続きには申請時と交付時の2回、警察署を訪れる必要があります。ただし、販売店が手続きを代行することも可能です。
なお、軽自動車の場合は「保管場所届出」となり、一部の地域では提出が不要となることがあります。事前に自身の地域のルールを確認しておくとスムーズに手続きが進められます。
実印
車を購入する際、普通自動車は「資産」として登録されるため、名義登録の手続きが必要です。
この手続きでは、印鑑登録されている実印の押印が求められるため、事前に自治体で印鑑登録を済ませておきましょう。未登録の印鑑では手続きが進められないため、購入前に準備しておくことが大切です。
一方、軽自動車は普通自動車とは異なり、資産として扱われないため、名義登録の際に実印を使用する必要はありません。軽自動車の購入を考えている場合は、実印の準備をせずとも手続きを進められます。
印鑑証明書
印鑑証明書は、実印が正式に登録されたものであることを証明する重要な書類です。車の購入や各種契約時に実印を使用する際は、印鑑証明書をあわせて提出する必要があります。
この書類には登録された印影が記載されており、市区町村の役所で発行してもらえます。近年では、マイナンバーカードを利用すれば、一部のコンビニで取得することも可能です。
印鑑証明書は原本が求められ、発行から一定期間が経過すると無効となることがあるため、必要なタイミングで取得するようにしましょう。
住民票
軽自動車を購入する際には、実印や印鑑証明書の提出は不要ですが、住所を証明するために住民票が必要になります。住民票は、住んでいる自治体の役所で取得でき、発行には本人確認書類の提示と手数料の支払いが必要です。
有効期限は発行日から3ヵ月なので、購入手続きのタイミングに合わせて準備しましょう。軽自動車の登録には氏名と住所の情報のみが必要なため、本籍地や筆頭者、続柄の記載は不要です。
最近では、マイナンバーカードを利用すれば、自治体によってはコンビニでも取得できるため、事前に確認しておくと便利です。
中古車を購入する際の注意点

中古車を購入する際は、高額な取引となるため、注意すべき点がいくつかあります。大きな買い物で後悔しないためにも、販売店選びと保証内容の確認はしっかり行いましょう。
お店は慎重に選ぶ
中古車を購入する際には、どの販売店を選ぶかが重要なポイントになります。販売店には、大規模な展示場を持つ店舗から個人経営の小規模店、オークション専門の業者まで、さまざまな形態があります。
しかし、店舗の規模や運営方法だけで優良店かどうかを判断するのは難しいものです。重要なのは、購入後のサポート体制が整っているかどうかです。
例えば、修理やメンテナンスの対応が迅速であること、自社で整備工場を持っていること、経験豊富なスタッフが在籍していることなどが、安心して購入できる販売店の条件として挙げられます。
保証内容を確認する
中古車を購入する際、契約書に署名し代金を支払うことで売買契約は成立します。
しかし、万が一のトラブルに備えて、保証内容が記載された保証書を発行してもらい、事前にその内容をしっかり確認しておくことが大切です。
販売店によっては「現状渡し」として保証を付けない場合もありますが、多くの店舗では独自の保証を用意しています。
ただし、その保証の適用範囲や期間は店舗ごとに異なるため、後で困らないように購入前に詳細を把握しておきましょう。
車のローンはどれくらい借りられる?

車のローンを組む際に、借りられる金額はどのくらいなのか気になります。無理なく返済していくためには、年収に見合った借入金額を設定することが大切です。
年収の30〜40%が目安
車を購入する際、ローンの利用を考える方もいるでしょう。ローンの借入額は、無理なく返済できる金額であることが大切です。一般的に、借入限度額の目安は年収の30〜40%程度と言われています。
例えば、年収400万円の方であれば、120万円〜160万円程度が借入の目安となります。年収300万円の方であれば、90万円〜120万円程度です。
ただし、これはあくまでも目安です。実際の借入額は、個人の信用状況や返済能力によって異なります。
手取り20万円の返済例
手取り20万円で車を購入する場合、カーローンを利用することが多いでしょう。しかし、無理のない返済計画を立てることが大切です。
例えば、車両価格100万円の中古車を5年間のローンで購入するとします。金利を3%と仮定した場合、毎月の返済額は約18,000円になります。
この返済額が手取り収入の10%以下に収まっている場合は、比較的無理なく返済できる可能性が高いでしょう。一方、車両価格200万円を同じ条件でローンを組むと、返済額は約36,000円になります。
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中古車 購入流れでよくある3つの質問

中古車を購入する際の流れの中で、よくある質問をまとめました。疑問点がある方は参考にしてください。
質問1.中古車を購入するおすすめの時期は?
中古車をお得に購入するためには、時期を見極めることが重要です。2月や3月の決算期、9月の中間決算期には、多くの販売店が目標達成のためにセールを実施する傾向があります。
この時期は価格が下がるだけでなく、特典がつくこともあるため、購入のチャンスです。また、6月や7月のボーナス時期も狙い目です。
さらに、12月は年が変わる直前のため、中古車の年式が古くなる影響で価格が下がりやすく、お得に購入できる可能性があります。
質問2.納車までに必要な期間は?
中古車の納車までの期間は、契約後およそ1〜3週間が一般的です。ただし、車の状態や整備の必要性によっては、さらに時間がかかることもあります。
また、希望する車を他店舗から取り寄せる場合は、輸送にかかる時間も考慮しなければなりません。販売店では、契約後に点検や名義変更などの手続きを行うため、納期については事前に確認しておくと安心です。
質問3.遠方で欲しい車を見つけた場合はどうすればいい?
大手の中古車販売店では、遠方の店舗にある車を取り寄せできる場合があります。ただし、その際には陸送費(運送費)が発生するため、事前に費用を確認しておくことが重要です。
実際に現地で車両の状態を確認できない場合は、販売店に詳細な写真を送ってもらうか、気になる部分について電話で確認すると安心です。また、内装や傷の有無、エンジンの状態など、具体的なポイントを伝えておくと、より正確な情報を得ることができます。
まとめ

本記事では、中古車購入の流れを分かりやすく解説し、年式、走行距離、保証といった車選びのポイント、さらに契約に必要な書類や注意点も紹介しました。
中古車購入を検討している方は、この記事を参考に、スムーズな取引を実現し、希望にぴったりの一台を見つけてください。
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