中古車の探し方のコツ7選!失敗しないためのチェックポイントもご紹介!
- オート KST
- 8月22日
- 読了時間: 12分

中古車は新車に比べて価格が安く、豊富な選択肢から選べる魅力的な選択肢です。しかし、その一方で「どんな状態の車か分からず不安」「買ってすぐに故障したらどうしよう」といった悩みを抱える方も少なくありません。
探し方のコツを知らないまま進めてしまうと、思わぬトラブルに繋がりかねません。本記事では、中古車探しで失敗しないための具体的な準備や探し方、そしてプロが実践する車両チェックのポイントまでを分かりやすく解説します。

中古車探しを始める前の準備は4つ

賢い中古車探しは、やみくもに探し始めるのではなく、事前の準備から始まります。まずは自分自身のカーライフを具体的にイメージし、譲れない条件を明確にしましょう。
それが、膨大な選択肢の中から最適な一台を効率的に見つけ出すための第一歩です。このセクションでは、探し始める前に必ず押さえておきたい4つの準備について解説します。
1.利用目的と乗車人数を明確にする
まず最初に「何のために車を使うのか」「主に何人で乗るのか」をはっきりさせましょう。例えば、毎日の通勤で市街地を走るのがメインなら燃費の良いコンパクトカーや軽自動車が適しています。
一方で、週末に家族でアウトドアに出かけるなら、荷物がたくさん積めて乗車人数も多いミニバンやSUVが候補になります。利用目的を具体的にすると、必要な車のボディタイプや性能が自然と絞り込まれ、中古車探しが格段に進めやすくなるでしょう。
2.車両本体価格と維持費を含めた予算を設定する
車両本体価格だけを見て予算を組まないようにしましょう。中古車購入時には、税金や手数料などの諸費用が別途必要になります。
さらに購入後も、自動車税、保険料、駐車場代、ガソリン代、定期的なメンテナンス費用といった維持費がかかり続けます。これらの費用を総合的に考慮し、無理のない資金計画を立てるのが、購入後の安心なカーライフに繋がる重要なポイントです。
3.希望する車種やボディタイプを決定する
利用目的や予算がある程度固まったら、具体的な車種やボディタイプをいくつか候補として挙げましょう。例えば「5人家族で乗れるミニバン」という条件であれば、様々なメーカーから複数の車種が販売されています。
それぞれの車種のデザイン、燃費性能、室内の広さ、搭載されている安全装備などを比較検討します。この段階で複数の候補をリストアップしておくと、特定の一台に固執せず、より条件の良い中古車に出会える可能性が広がるでしょう。
4.譲れない条件と妥協できる条件を整理する
中古車は新車と異なり、一台一台の状態がすべて異なります。そのため、希望する条件を100%満たす完璧な一台を見つけるのは非常に困難です。
そこで「これだけは絶対に譲れない」条件と「この部分は妥協しても良い」条件をあらかじめ整理しておくことが重要です。例えば「安全装備は必須だが、ボディカラーにはこだわらない」「走行距離は短めが良いが、多少の傷は気にしない」など、優先順位を明確にすると、現実的で満足度の高い車選びが可能になります。
中古車の探し方3選

自分に合った車の条件が明確になったら、いよいよ本格的に中古車探しを始めます。探し方にはいくつかの方法があり、それぞれにメリット・デメリットが存在します。
自分のライフスタイルや車に関する知識レベルに合わせて、最適な方法を選びましょう。ここでは、代表的な3つの中古車の探し方について、その特徴を解説します。
1.中古車検索サイトを活用する
現在、最も一般的な探し方が「グーネット」や「カーセンサー」といった中古車検索サイトを利用する方法です。全国の販売店が登録した膨大な在庫の中から、メーカー、車種、年式、走行距離、価格帯など、様々な条件で絞り込み検索ができます。
時間や場所を問わずに手軽に情報を集められるのが最大のメリットです。気になる車両を見つけたら、サイト経由で在庫の問い合わせや見積もり依頼ができるため、効率的に比較検討を進められます。
2.正規ディーラー系販売店に依頼する
各自動車メーカーが運営する正規ディーラーでも、自社ブランドの中古車を販売しています。「トヨタ認定中古車」や「日産認定中古車」などがこれにあたり、厳しい品質基準をクリアした車両のみを取り扱っています。
新車と見間違うほどの高品質な車両が多く、手厚い保証が付帯しているため、購入後の安心感を最も重視する方におすすめです。価格は相場より高めの傾向にありますが、その分、品質に対する信頼性は抜群です。
3.地域の中古車専門販売店を利用する
特定の車種やジャンル(例えば、スポーツカー専門やSUV専門など)に特化した地域の中古車販売店や、幅広い車種を扱う地元の販売店も有力な選択肢です。特定のジャンルに特化した店では、専門知識が豊富なスタッフから詳しい話を聞けるメリットがあります。
また、地域に根差した販売店では、購入後のメンテナンスや車検なども含めて、長く付き合える関係性を築きやすい場合があります。実際に店舗へ足を運び、店の雰囲気やスタッフの対応を直接確認してみましょう。
なお、中古車を購入する際の流れについては、こちらの記事でご紹介しています。
失敗しない中古車選び!確認必須のチェックポイントは7つ

インターネットや販売店で気になる中古車を見つけたら、契約前に必ず車両の状態を自分の目で確認する「現車確認」が不可欠です。車の知識に自信がない方でも、見るべきポイントさえ押さえておけば、大きな失敗を防げます。
ここでは、後悔しないために最低限チェックすべき7つの重要ポイントを具体的に解説します。
1.年式と走行距離のバランス
中古車の価格を決定づける最も大きな要素が、年式(初めて車両登録された年)と走行距離です。一般的に年式が新しく、走行距離が短いほど状態が良く、価格も高くなります。
一方で、年式が古くても走行距離が極端に短い車や、逆に年式が新しいのに過走行の車は注意が必要です。車の状態を判断する上での一つの目安は「1年あたり1万km」とされています。この基準から大きく外れている場合は、その理由を販売店に確認しましょう。
2.「修復歴」の有無と詳細
「修復歴」とは、自動車の骨格(フレーム)部分を交換・修理した経歴があることを指します。骨格部分にダメージを負った車は、たとえ綺麗に修理されていても、走行安定性に影響が出たり、後々不具合が発生したりするリスクが高まります。
販売店には修復歴の有無を表示する義務がありますので、必ず確認しましょう。もし修復歴がある場合は、どの部分をどのように修理したのか詳細を聞き、納得できる場合のみ検討するようにしてください。
3.点検整備記録簿の確認
点検整備記録簿(メンテナンスノート)は、その車が過去にどのような点検や整備を受けてきたかが記録された「車のカルテ」のようなものです。定期的にオイル交換や部品交換などのメンテナンスが実施されてきたかを確認すると、その車が大切に扱われてきたかを判断する重要な手がかりになります。
走行距離が短くても、メンテナンスが全くされていない車は不具合のリスクを抱えています。記録簿の有無と、その内容を必ずチェックしましょう。
4.内外装の状態と装備の動作確認
車の外周を歩き、ボディの傷やへこみ、塗装の色ムラなどを確認します。特にバンパーの角やドアの縁、パネル同士の隙間の均一性は要チェックです。
次に運転席に座り、内装の清潔感を確認します。シートの汚れやハンドルの擦れ、そしてタバコやペットなどの気になる臭いがないかは重要です。
さらに、エアコン(冷暖房)、カーナビ、パワーウィンドウといった電装品が一つひとつ正常に動くかどうかも必ず試しましょう。
5.エンジン周りと異音の有無
可能であれば、エンジンをかけてもらいましょう。エンジン始動時に異音(「ガラガラ」「キーキー」など)がないか、アイドリングは安定しているかを確認します。
エンジンルーム内を見て、オイルが漏れた跡がないかもチェックポイントです。知識がなくても、不自然な音や見た目の異常がないかを確認するだけで、大きなトラブルを避けられます。
エンジンをかけた状態で、マフラーから白煙や黒煙が出ていないかも見ておきましょう。
6.タイヤの製造年と摩耗状態
タイヤは安全走行に直結する重要なパーツです。まず、タイヤの溝が十分に残っているかを確認しましょう。
スリップサインが出ていれば、すぐに交換が必要となり、余計な出費に繋がります。また、タイヤの側面には製造年週が4桁の数字(例:「2523」なら2023年の第25週)で記載されています。
製造から5年以上経過しているタイヤは、溝が残っていてもゴムが硬化してひび割れなどを起こす危険性があるため、注意が必要です。
7.保証内容と期間の確認
中古車には、販売店が独自に設定する保証が付いている場合があります。保証の有無はもちろん、その内容を詳しく確認するのが非常に重要です。
「何を」「どれくらいの期間」「どこまで」保証してくれるのかを契約前に必ず書面で確認しましょう。保証対象の範囲(エンジンやミッションは対象か)、保証期間(1ヶ月なのか1年なのか)、走行距離の制限などを把握し、万が一の故障に備えるのが安心して中古車に乗るためのポイントです。
なお、中古車の保証の必要性については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
信頼できる中古車販売店を見極めるコツは3つ

どんなに良い車を見つけても、販売店の対応が悪ければ、満足のいく買い物はできません。
購入後のトラブルを避け、安心してカーライフを楽しむためには、信頼できる販売店を選ぶのが非常に重要です。ここでは、優良な中古車販売店を見極めるための3つのコツをご紹介します。
1.スタッフの対応と説明の分かりやすさ
店舗を訪れた際のスタッフの対応は、その店の質を判断する上で重要な指標です。こちらの質問に対して、専門用語を多用せず、親身になって分かりやすく説明してくれるかを見ましょう。
メリットだけでなく、車のデメリットや修復歴がある場合はその内容についても、誠実に説明してくれるスタッフがいる販売店は信頼できる可能性が高いです。少しでも不安や疑問に感じた点は、遠慮なく質問してみましょう。
2.整備工場の併設や提携の有無
購入後のメンテナンスや車検、急なトラブルの際に頼りになるのが整備工場です。販売店に自社工場が併設されているか、あるいは信頼できる提携整備工場があるかを確認しておきましょう。
整備体制が整っている販売店は、販売する車両の品質管理にも力を入れている場合が多く、購入後のアフターサービスもスムーズです。納車前の点検整備をどこで、どのように行うのかも聞いておきましょう。
3.第三者機関による評価と口コミ
販売店のウェブサイトや中古車検索サイトで、店の評判や実際に購入した人の口コミを確認するのも有効な手段です。良い評価だけでなく、悪い評価にも目を通し、その内容と店の対応を客観的に判断しましょう。
また、一部の販売店では、JAAA(日本自動車鑑定協会)などの第三者機関による車両状態の鑑定書を付けている場合があります。プロの目で厳しくチェックされた評価は、車の品質を判断する上で非常に信頼性の高い情報です。
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中古車探し方 コツでよくある3つの質問

中古車探しを進める中で、多くの人が抱く疑問があります。ここでは、特によくある3つの質問とその回答をご紹介し、あなたの不安を解消します。
質問1.試乗は必ずすべきですか?
可能であれば必ず試乗をおすすめします。カタログスペックや見ただけでは分からない、実際の運転感覚や乗り心地、エンジン音、加速のスムーズさ、ブレーキの効き具合などを肌で感じられるためです。
とくに、運転席からの視界やペダルの位置など、自分の体にフィットするかどうかは、安全で快適な運転に直結します。試乗を快く受け入れてくれるかどうかも、販売店の姿勢を見る良い判断材料になります。
質問2.遠方の販売店から購入する際の注意点は?
インターネットの普及により、遠方の販売店から中古車を購入するのも珍しくなくなりました。しかし、現車確認が難しいという大きなデメリットがあります。
どうしても現車確認ができない場合は、電話やメールで車両の状態を詳細に質問し、写真や動画を追加で送ってもらうよう依頼しましょう。また、保証が全国のディーラーや提携工場で受けられる「全国対応保証」に加入できるかどうかも重要な確認ポイントです。
陸送費用や名義変更の手続きについても、事前にしっかりと確認しておきましょう。
質問3.購入時に必要な書類は何ですか?
中古車を購入する際に、自分で用意する必要がある主な書類は、普通自動車の場合「印鑑登録証明書(発行から3ヶ月以内)」「実印」「自動車保管場所証明書(車庫証明)」の3点です。軽自動車の場合は「住民票の写し」「認印(自治体による)」「保管場所届出(必要な地域のみ)」となります。
車庫証明は警察署で手続きが必要で、取得に数日かかるため、早めに準備を始めるとスムーズです。
なお、カーローンの審査に必要な書類については、こちらの記事でご紹介しています。
まとめ

失敗しない中古車探しは、まず「利用目的」と「予算」を明確にする準備段階から始まります。そして、中古車検索サイトや正規ディーラーといった探し方の特徴を理解し、自分に合った方法で候補を絞り込みます。
最も重要なのが、購入前の現車確認です。本記事で紹介した「年式・走行距離」「修復歴」「点検整備記録簿」「内外装の状態」「保証内容」など7つのチェックポイントを一つひとつ確認すると、購入後の後悔を大幅に減らせます。
また、信頼できる販売店を見極めるのも、満足のいくカーライフを送るために大切です。これらのコツを実践し、ぜひあなたの理想の一台を見つけてください。
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